パスリプリケータの話


Shade13で搭載された機能で、線形状に沿って作成した形状を複製・配置することができ

また複製・配置した形状は線形状に追従させることができるため、複製した形状の移動や再配置も効率よく行えるという

まぁ、簡単に言うと、作ったチェーンの並びが後で好きなラインに配置できる(これを普通にやると非常にめんどう)

機能で、鉄道CGでもいろいろと使えそうな機能なので備忘録として載せてみました。

と言う事で、思いついたのは曲線の枕木の配置・・・



 
まずは元になる枕木の作成。犬釘は片方から見える分だけにしておきます。 次に枕木をどういう方向に置いていくかを決める、開いた線形状を作成。
とりあえず今回は「曲線区間の配置」を考えてベジェで緩和曲線っぽく・・。
ツールボックス「パート」の「パスリプリケーターを選択。
  
するとルートパート内にパスリプリケータ(2)が生成され、その上の配置用に作った開いた線形状(1)に「:移動パス」と言う名前が追加されます。
枕木パートを「パスリプリケータ」パート内に移動すると、
とりあえず枕木が開いた線形状の上に並びました。
しかしあまりに間隔が不自然だし、並びが曲線に沿っていないので調整します。モードを個数指定から間隔指定に変更。 
  
基準点をパスの始点に 
間隔は最初500でしたので今回は2000にして、
方向制御のチェックボックスをONに 
これでとりあえずはまともな並びと方向になりました。 (ちなみに最初に作った枕木以外は全てリンク形状で生成されるので容量節約?) 
  
元の枕木を傾斜させてカントを付けると残りのリンク形状も傾斜します。  レンダリングしてみるとそれっぽくなりました。  それでは線路を置いていきましょう。枕木配置に使った線形状を複製し、
それを使用して犬釘のライン上に調整して記憶ボタンで記憶します。 
  
線路の断面形状を作り、先ほどの線形状の始点に持って行って掃引ボタン。
もう一本はリンクコピーとしてもいいでしょう。 
同様に土床も作り方は同じです。曲線だから外側は盛り気味で。 これでカントの付いた土床も出来上がり。 
  
 土床に砕石のテクスチャーを入れて完成 以前作った客車の手ブレーキ用のクサリも・・・  ガイドになる線形状を延ばせばありえない事も可能?(笑) 

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